ヌータヤルヴィ祭りを開催予定です。
2020.06.25Blog
6月に入り、東京では紫陽花に雨が映る季節となりました。
ヨーロッパでは、爽やかな夏真っ盛りです。

大人気のヌータヤルヴィ社時代のカステヘルミが見つかりました。
シールが残っているものがあるとおおよその年代がわかるのですが
刻印のないガラス製品では年代を見分けるのは少し難しいです。

ヴィンテージのカステヘルミは、粒の配列や大きさ
ガラスの厚みなどに年代による個体差があることがあります。
以前にお客様にご質問をいただきお答えしたことをまとめておこうと思います。
カステヘルミの変遷の歴史
カステヘルミは 1971年から1977年にARABIA社で製造されていました。
1977年からはヌータヤルヴィ社に、またARABIAの合併により1988年以降にイッタラ社製となり、ヴィンテージ版は1988年に生産が終了します。
フィンランドの経済情勢の変化に伴う会社の合併と窯の変遷により、
同じシリーズでありながら多少の(いや、ものによってはかなり)
個体差が出ています。
一緒に買い付けてきた場合はそろっていることが多いのですが
販売の順序で買い付け元が変わってくると、粒の配列や間隔に多少の違いが生まれます。
ガラスの重量も少しづつ異なるので、持ってみたときの感触が違う場合もあります。

とは言っても、その違いが分かるほどのコレクションをするのは数が膨大ですので販売する際はできるだけ、個体差がない組み合わせにしています。
あとは、珍しいタイプのカステヘルミをお譲りしたお客様については
メモで管理しておりまして、のちのち似たようなタイプが入荷したときに
お知らせできるようにしています。
1点1点、表情がことなるのがヴィンテージの面白さでもあると思うので
ウェブでのお買い物といえど、なじみのお店のような親しみを持ってもらえるよう日々努めております。
そんなひと昔前の状況にも思いを馳せながら、古くて新しいヴィンテージ食器との出会いを楽しんでいただけますように。
こちらのカステヘルミシリーズは7月に入荷予定です。
下記ショップのお問合せやメッセージボタンからご予約を承り中です。